【1分で解説!】Shutto翻訳の料金体系とポイントをざっくり把握する
ウェブサイトの多言語化を検討している担当者が最初に気になるのが、「実際いくらかかるのか」という費用の全体像です。Shutto翻訳は、e-365株式会社が提供するウェブサイト翻訳SaaSで、月額8,000円(税抜)のエントリープランを起点に、対応ページ数と月間翻訳文字数に応じて上位プランが用意されています。2026年3月に料金改定が実施され、旧来の「言語数ベース」から「ページ数・文字数ベース」の従量課金へと体系が変わったことで、実態に即した費用感が見えやすくなりました。 この記事では、改定後の最新プラン構成(エントリー・ベーシック・ビジネス・エンタープライズ)と各プランの仕様、オプション費用の加算パターン、競合サービスとの料金比較、そして30日間無料トライアルの賢い活用法まで、購買検討に必要な情報を網羅しています。Shutto翻訳が自社の要件に合うかどうか、この記事を読めばひと通り判断できるはずです。
Shutto翻訳とはどんなサービスか――基本仕様と強みを押さえる
Shutto翻訳は、既存のウェブサイトにJavaScriptタグを1行埋め込むだけで、最短3分から多言語対応を実現できるウェブサイト翻訳ツールです。自動翻訳・生成AI翻訳・セルフ翻訳・プロによる人力翻訳を組み合わせて利用できる点が特徴で、世界100言語以上をカバーしています。特別なプログラミング知識がなくても、管理画面のプレビューを見ながら翻訳内容を直感的に編集できるため、専任のエンジニアを持たない中小企業にも導入しやすい設計になっています。 導入実績は5,500サイト以上に上り、製造業のコーポレートサイトからECサイト、大学・自治体の公式サイトまで幅広い業種が利用しています。サービスの提供元であるe-365株式会社は、株式会社イー・エージェンシーのグループ会社で、越境ECツール「WorldShoppingBIZ」との連携実績も豊富です。海外ユーザーへの販売を本格化させたい企業が、まず手軽に多言語対応の効果を測るファーストステップとして活用するケースが多く見られます。 主な機能としては、自動ページ登録・公開・削除機能、辞書登録機能(固有名詞の誤訳防止)、画像置換機能、言語切り替えバーのデザインカスタマイズ、Googleアナリティクス連携などが標準で備わっています。海外検索エンジン対応機能(静的ページ生成によるSEO強化)はオプション扱いとなっており、独自ドメイン設定と組み合わせることで、現地の検索エンジンにインデックスされやすい構成を取れます。
2026年3月の料金改定を読み解く――値上げの背景と変更内容
なぜ料金改定が行われたのか
2025年12月にe-365株式会社が公表した料金改定の告知によると、改定の主な背景は円安に起因する物価高騰、インフラコストの上昇、人件費の増加です。同社は「現状の価格を維持することが難しくなった」と説明しており、新プランへの移行は2026年3月3日から新規契約に対して、既存ユーザーについては2026年4月1日以降の契約更新時から適用されています。 値上げ幅はおよそ30〜35%程度で、たとえばエントリープランは旧月額6,000円(税込6,600円)から新月額8,000円(税込8,800円)へと変わっています。ベーシックプランは旧月額30,000円(税込33,000円)から39,000円(税込42,900円)へ、ビジネスプランは旧月額60,000円(税込66,000円)から75,000円(税込82,500円)への改定です。
課金体系の「軸」が変わったこと
料金改定と同時期に、課金の基準軸が「利用言語数ベース」から「ページ数・文字数ベース」へと変更されました。旧来の仕組みでは言語数が増えるたびにコストが嵩む構造でしたが、新体系では月間翻訳文字数と対応ページ数の上限に基づいてプランが決まります。これにより、多言語展開を進めてもコストが際限なく膨らまず、費用の予測が立てやすくなっています。海外展開で東南アジア・東アジア・アメリカ市場を同時に狙い、英語・中国語・繁体字・タイ語など複数言語を並行して展開する企業にとっては、旧体系より有利に働くケースが多いと言えます。
現行プランの詳細比較――エントリーからエンタープライズまで
エントリープランの仕様と適合する企業規模
エントリープランは月額8,000円(税込8,800円)で、対応ページ数は100ページ、月間翻訳文字数の上限は50万文字、辞書登録は1,000語、利用可能言語数は10言語です。初期費用はかかりません。契約期間は6ヶ月払いまたは12ヶ月払いから選択する形となっており、月単位での随時解約は基本的に想定されていない点は注意が必要です。 このプランが向くのは、サイトのページ構成が比較的コンパクトで、まず1〜2言語から海外展開の効果を試したい中小企業です。ただし、実際のユーザーレビューでは「ECサイトのレビューページが1件ずつカウントされてあっという間に100ページに達した」という声も見られます。商品ページが数百件に上るECサイトや、定期的にコンテンツを更新するオウンドメディアを抱える企業は、ベーシックプラン以上から検討したほうが運用上の余裕を保てます。
ベーシックプランとビジネスプランの位置づけ
ベーシックプランは月額39,000円(税込42,900円)で、対応ページ数5,000ページ、月間翻訳文字数250万文字が上限です。ビジネスプランは月額75,000円(税込82,500円)で、対応ページ数10,000ページ、月間500万文字まで対応します。辞書登録数はいずれも1,000語、利用言語数は10言語が上限として共通しています。 中規模のECサイトや、複数の事業部ごとにコンテンツを持つコーポレートサイトを運営する企業であれば、ベーシックプランが現実的な選択肢となります。年商数十億円規模の製造業や小売業で、複数の海外市場向けに情報を発信したい場合、ビジネスプランの10,000ページ・500万文字の枠が安心感を与えてくれます。10,001ページ以上の超大規模サイトや、月間5,000万PVを超えるサイトはエンタープライズプランとして個別見積もり対応となります。
料金シミュレーションの考え方
「実際にいくら払うことになるか」を把握するためには、月間の翻訳文字数とページ数を事前に把握することが重要です。目安として、テキスト中心のコーポレートサイトであれば1ページあたり平均1,000〜3,000文字程度、商品説明を含むECページは1ページ500〜1,000文字程度のことが多いです。エントリープランの50万文字/月の枠は、1ページ平均1,000文字のサイトで月に500ページ分の更新・翻訳処理に相当します。サイトのページ数や更新頻度と照らし合わせ、プランを選ぶ前にトライアル期間中の使用量を実測しておくことを強く推奨します。
オプションを加算したときの総額感――SEO対応・辞書追加・プロ翻訳
海外検索エンジン対応機能(SEOオプション)
Shutto翻訳で海外のGoogleやBaiduなどの検索エンジンに翻訳済みページをインデックスさせたい場合は、「海外検索エンジン対応機能」のオプションを追加する必要があります。これは静的ページを生成してクローラーが認識しやすい構成を作る機能で、独自ドメイン設定と組み合わせることで、より高いSEO効果が期待できます。 2026年3月の改定後の料金はエントリープランの場合、月額4,000円(税込4,400円)の追加となります。ベーシックプランでは月額19,500円(税込21,450円)、ビジネスプランでは月額37,500円(税込41,250円)の追加費用が発生します。海外からの自然検索流入を取りに行く戦略を持つ企業にとっては、このオプションは必須と言ってよいでしょう。 たとえば、エントリープランにSEOオプションを追加すると、月額費用は税込みで8,800円+4,400円=13,200円になります。ベーシックプランにSEOオプションを追加した場合は42,900円+21,450円=64,350円です。これが毎月の基本コストとして継続します。
プロ翻訳(人力翻訳)の依頼費用
Shutto翻訳では、自動翻訳で対応しきれないキャッチコピーや製品の詳細説明など、ブランドの品質にこだわりたい箇所をプロの翻訳家に依頼する機能が管理画面から利用できます。費用は翻訳対象のテキスト量と言語によって見積もりが異なり、管理画面から都度発注する仕組みです。契約プランの月額に含まれる費用ではなく、依頼のたびに別途費用が発生する変動コストとして扱う必要があります。 重要なブランドページや新製品のランディングページはプロ翻訳を使い、日常的な商品説明ページや更新頻度の高いコンテンツは自動翻訳・生成AI翻訳で対応するという使い分けが、コストとクオリティのバランスを取る現実的な運用です。
辞書登録数の拡張
標準プランで付与される辞書登録数は1,000語です。会社名・ブランド名・製品名・専門用語など固有名詞が多い企業では、1,000語の枠では足りないケースもあります。辞書登録の追加枠については、個別に問い合わせが必要ですが、自動翻訳の誤訳リスクを下げるうえでの投資として検討する価値があります。
実際の活用事例――shutto翻訳で成果を出した企業を見る
有限会社フラワーズ(LAD MUSICIAN):売上133.4%を記録
セレクトショップ「LAD MUSICIAN」のオンラインストアを運営する有限会社フラワーズは、越境ECツール「WorldShoppingBIZ」との組み合わせでShutto翻訳を導入しました。翻訳導入前に日本語のみだった商品ページが多言語化されたことで、商品情報への理解が深まり、一覧ページから商品詳細ページへの遷移率が最大約25%向上しました。売上実績は133.4%を記録し、特に繁体字中国語では395.36%という大幅な伸びを示しています。言語の壁を取り除くだけで、潜在需要が可視化された顕著な事例です。
株式会社サザビーリーグ エーアンドエスカンパニー(agete):PV数が約1.5倍に
ファッションジュエリーブランド「agete(アガット)」の公式オンラインストアを運営する株式会社サザビーリーグ エーアンドエスカンパニーは、WorldShopping BIZ導入後に売上が順調に伸びていたものの、商品情報が日本語のままである点を課題に感じていました。「導入が簡単で、あまりコストをかけずにテストマーケティングに使えるツール」という観点からShutto翻訳を採用。翻訳導入後は1顧客あたりのページビュー数が約1.5倍に増加し、商品理解度の向上とエンゲージメントの深化が確認されました。
ファイヤーサイド株式会社:最短1日で多言語化を実現
薪ストーブの輸入販売とアウトドア用品の企画開発販売を行うファイヤーサイド株式会社は、時間とコストの課題を抱えながらも多言語化を必要としていました。Shutto翻訳の導入で最短1日での実装を完了。特別なエンジニアリングリソースを投入することなく、サイトの多言語対応をスピーディに実現した事例として紹介されています。開発コストを最小化しながら海外向けの情報発信をスタートしたいという企業のニーズに応えた典型例です。
競合サービスとの料金比較――WOVN・Myサイト翻訳との違いを整理する
WOVN.io:大手企業向けの個別見積もり型
WOVN.ioはWovn Technologies株式会社が提供するウェブサイト多言語化ソリューションで、大手企業を含む18,000サイト以上への導入実績を持ちます。最大43言語・77ロケールに対応し、DeepL翻訳やGoogle翻訳などの複数エンジンを組み合わせる柔軟性が強みです。ただし、料金はすべて個別見積もりとなっており、公式サイトに定価が掲載されていません。契約期間は1年単位での設計が基本で、専任のサポートチームによる丁寧な導入支援が受けられる反面、コスト感の把握には商談を経る必要があります。スモールスタートでコストを確認しながら試したい中小企業には、初期の透明性という点でShutto翻訳の方が比較しやすいと言えます。
Myサイト翻訳(高電社):年間一括払いで費用が高めの傾向
Myサイト翻訳はAI翻訳機能を搭載したウェブサイト多言語化ツールです。スターターコースが年間120,000円(1か月あたり10,000円、税抜)、ライトコースが年間240,000円(同20,000円)、スタンダードコースが年間600,000円(同50,000円)という料金体系です。最安のスターターでもShutto翻訳のエントリープランより月額コストが高く、かつ年間一括払いのため初期投資額が大きくなります。30日間の無料トライアルを持ち、1か月単位で試せるShutto翻訳の方が、費用の入り口が低い構成です。
料金比較のまとめ
3サービスを並べると、最安の月額コストはShutto翻訳が8,000円(税抜)、Myサイト翻訳が10,000円(税抜)、WOVN.ioは公開なし(要問い合わせ)という関係です。中小企業が海外展開の第一歩として多言語化に取り組む際、透明性のある価格体系と低い初期投資というハードルの低さはShutto翻訳の大きな選択理由になります。一方、大規模サイトで高度なカスタマイズや専任サポートを必要とするケースではWOVN.ioが候補に上がりやすく、コンテンツ管理の要件や社内体制に応じて選択することが重要です。
30日間無料トライアルの活用方法――導入前に確認すべきポイント
トライアル期間中にやっておくべき実測
Shutto翻訳では、新規申し込み後に30日間の無料トライアルが提供されます。トライアル期間中の仕様は、対応ページ数100ページ、月間翻訳文字数50万文字、辞書登録1,000語、利用言語10言語とエントリープランと同等の内容です。この30日間は、実際に自社サイトでどの程度のページ数・文字数が消費されるかを計測する絶好の機会です。 管理画面のダッシュボードでは、翻訳対象として登録されたページ数と文字数の消費状況をリアルタイムで確認できます。ECサイトの場合、商品レビューや特集ページなど想定外のページが自動登録されてページ枠を圧迫するケースがあるため、「自動ページ削除機能」(2か月間アクセスのないページを自動除外する機能)の動作も確認しておくと良いでしょう。
翻訳品質の確認と辞書登録のテスト
トライアル期間中に最低限済ませておきたいのが、自社の製品名・ブランド名・専門用語の辞書登録です。機械翻訳は固有名詞を誤訳しやすいため、辞書に登録した語句が正しく反映されるか実際にプレビュー画面で確認することが重要です。また、主要な商品ページや会社概要ページについては自動翻訳結果を通して読み、手動修正が必要な箇所がどの程度発生するかを把握しておくと、有料プラン移行後の運用工数を見積もりやすくなります。 トライアル後の正式申し込みはShutto翻訳の管理画面から手続きでき、futureshop利用企業の場合はfutureshop経由での申し込みフローも用意されています。
よくある質問(FAQ)
【質問1】料金改定後に既存プランから移行するにはどうすればよいですか?
既存ユーザーへの新料金の適用は2026年4月1日以降の契約更新からとなっています。更新月の約2か月前(例:4月更新の場合は2月)に、e-365株式会社からメールで改定後の更新金額が通知されます。内容を確認したうえで継続を希望する場合は特別な手続きは不要で、自動更新が適用されます。解約を希望する場合は、2月末までに管理画面からの手続きが必要です。なお、途中解約による日割り返金は基本的に行われていないため、次の契約期間に入る前に継続の意思を確認しておくことを推奨します。
【質問2】エントリープランで100ページを超えてしまった場合、追加料金は発生しますか?
各プランのページ数・翻訳文字数・辞書登録数を超えた利用を希望する場合は、上位プランへのアップグレードまたは個別相談が必要となります。上限超過分が自動的に課金される従量課金の仕組みではなく、上限を超えると翻訳対象から除外されるかたちで動作します。エントリープランで100ページに近づいた場合、優先度の低いページを管理画面で翻訳対象から外す運用調整か、プランアップグレードを検討するタイミングと捉えると良いでしょう。月間5,000万PVを超えるような大規模サイトや更新頻度が著しく高いサイトについては、別途費用が発生する可能性があるため、事前に問い合わせておくことを強くお勧めします。
【質問3】SEOオプション(海外検索エンジン対応機能)は必ず必要ですか?
サイトを多言語化しても、このオプションを追加しなければ、翻訳ページは海外の検索エンジンにインデックスされにくい構成のままとなります。海外からの自然検索流入を獲得することを目的としている場合、SEOオプションは実質的に必要と考えてください。一方、現地在住の外国人ユーザーや、すでに自社サイトへのアクセスがある海外ユーザーの利便性向上が主目的であり、検索流入の拡大よりもサイト内での体験向上を優先する場合は、まずオプションなしで始め、効果を測りながら後から追加するという判断もあり得ます。オプション料金はエントリープランで月額4,000円(税込4,400円)から始まりますので、SEO強化を目指す場合はこの費用を最初から予算に組み込んでおくことを推奨します。
まとめ――料金を把握したうえで、次のステップへ
Shutto翻訳の料金体系は、月額8,000円(税抜)から始まるページ数・文字数ベースの透明性の高い構成です。2026年3月の改定により旧価格より値上がりしましたが、それでも競合他社と比較すると入り口のコストは低く、30日間の無料トライアルで自社サイトへの適合性を事前に検証できる点は大きな安心感につながります。 導入を検討する際のチェックポイントを整理すると、まず自社サイトのページ数と月間更新量をもとに適切なプランを試算すること、次にSEOオプションやプロ翻訳の必要性を判断して総コストを見積もること、そして30日間のトライアルで翻訳品質と運用工数を実測してから本契約に進むという流れが、失敗の少ない進め方です。 ただし、ウェブサイトの多言語化はあくまで「言語の壁を取り除く」手段です。現地の消費者に本当に響くコンテンツを届けるためには、単なる翻訳ではなく、現地の文化・商慣習・検索行動に合わせたローカライズが不可欠です。Leapでは、翻訳ではなく現地のユーザーに向けたページをゼロから構築する多言語ウェブサイト作成支援を行っています。海外展開の戦略から現地向けのコンテンツ制作まで、ワンストップでサポートしますので、より踏み込んだ海外マーケティングをお考えの方はぜひLeapのサービスもご検討ください。
Leapからのお知らせ
株式会社Leapでは、海外展開を目指す日本の中小企業に向けて、ウェブマーケティングに関する実践的な情報を継続的に発信しています。翻訳ツールの比較から現地市場のトレンド分析、海外向けコンテンツの作り方まで、担当者・経営者の方に役立つ記事をご覧いただけます。
関連記事はこちら:
- Myサイト翻訳(高電社)の価格・料金プランを徹底解説!プラン別の特徴と選び方
- WOVNのスクリプト方式とは?HTMLへの挿入手順・仕組み・他の導入方式との違いを解説
- 海外展開を検討する企業担当者向け:ウェブサイト多言語化の基本と戦略