【1分で解説!】Shutto翻訳の使い方:登録から公開まで3ステップで完結
Webサイトの多言語対応は、海外展開を進める企業にとって避けて通れない課題です。しかし「翻訳会社に依頼するとコストが高い」「システム開発は技術的なハードルが高い」と感じている担当者の方も多いのではないでしょうか。
Shutto翻訳は、株式会社e-365(旧:株式会社イー・エージェンシーのサぶみっと!事業)が提供するWebサイト自動翻訳サービスです。HTMLで構成されたWebページであれば、専門的な開発スキルなしに100言語以上への多言語対応が実現できます。
本記事では、Shutto翻訳の導入を検討中、あるいは使い始めたばかりのWeb担当者の方に向けて、次の5つのポイントを中心に操作手順を網羅的に解説します。
- アカウント登録(30日無料トライアル)から翻訳設定・公開までの3ステップ
- 自動翻訳・生成AI翻訳・セルフ翻訳・プロ翻訳の4つの翻訳方法と使い分け
- 管理画面でのプレビュー確認・テキスト編集・画像置換の操作方法
- 辞書登録機能による固有名詞の誤訳防止
- Googleアナリティクス連携・海外SEO対応設定
この記事を読めば、Shutto翻訳の全体像と具体的な操作フローが把握でき、導入後すぐに実務で活用できる状態になります。
Shutto翻訳とは?選ばれる理由と基本スペック
Shutto翻訳は、自社のWebサイトURLをシステムに登録するだけで、HTMLで構成された全ページを自動翻訳できるSaaSツールです。ブログ、ECサイト、会員向けサービスサイト、フォームなど、動的コンテンツを含むあらゆるページに対応しています。
ITreviewのウェブサイト翻訳ツールカテゴリにおいて「2026 Spring Leader」を受賞しており、ユーザー評価4.0(84件のレビューに基づく)と高い信頼性を誇ります。
料金プランの概要
2026年3月より料金体系が改定され、言語数ではなくページ数・文字数による従量課金制へと変更されました。主なプランは以下のとおりです。
- エントリープラン:月額8,800円(税込)/100ページ・月500,000文字まで
- ベーシックプラン:月額42,900円(税込)/5,000ページ・月2,500,000文字まで
- ビジネスプラン:月額82,500円(税込)/10,000ページ・月5,000,000文字まで
- エンタープライズプラン:個別見積もり
年商数十億規模の中小企業が東南アジア・東アジア・アメリカ市場向けに多言語サイトを運用する場合、まずはベーシックプランからスタートし、ページ数や翻訳量に応じてプランを調整していくのが一般的な選択肢です。
なお、いずれのプランも最初の30日間は無料トライアルとして利用できます。コストをかけずに操作感を確認できるため、まず登録して実際のサイトで試してみることを強くお勧めします。
対応言語と対象サイト
対応言語は100言語以上で、英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語・スペイン語・フランス語などの主要言語はもちろん、東南アジア諸国語(タイ語・ベトナム語・インドネシア語など)にも対応しています。静的・動的コンテンツを問わず翻訳対象となるため、ページ数が多い大規模サイトや、更新頻度の高いECサイトにも適しています。
STEP1:アカウント登録(30日無料トライアル)
Shutto翻訳の利用開始はシンプルな手順で完了します。公式サイト(https://www.submit.ne.jp/shutto-translation)の「無料トライアル」ボタンからアカウント登録ページへアクセスします。
登録の手順
登録フォームでは、会社名・担当者名・メールアドレス・パスワード・翻訳対象のWebサイトURLなどの基本情報を入力します。登録完了後は管理画面(ダッシュボード)にログインでき、30日間の無料トライアル期間が開始されます。有料プランと同等の機能をフルで利用できるため、トライアル中に設定を一通り完了させておくと本格導入の判断がスムーズです。
なお、アカウント登録前に翻訳対象サイトがHTMLで構成されているかを確認しておきましょう。JavaScriptのみで動的生成されるページや個人情報を含むページは事前設定が必要な場合があるため、公式マニュアルで導入前チェックリストを確認することをお勧めします。
STEP2:翻訳設定方法
アカウント登録後は、管理画面(ダッシュボード)から翻訳設定を進めます。大きく「ページの登録」「翻訳内容の確認・編集」「言語設定の確認」という3つの作業で構成されています。
翻訳ページを登録する
ダッシュボードの「ページ登録」または「新規ページ登録」ボタンから、翻訳対象のURLを入力して登録します。ページごとに個別登録することも、CSVによる一括登録も可能です。また、「自動ページ登録機能」をオンにしておくと、新規ページが公開されるたびに自動で翻訳対象に追加されるため、更新頻度の高いECサイトやブログ運営に特に便利な設定です。
ページを登録すると、管理画面上でその翻訳結果をプレビューできるようになります。ただし、この時点ではまだ実際のWebサイトには翻訳は表示されません。表示はSTEP3の導入タグ設置後に有効化されます。
編集画面で翻訳内容を確認・編集する
ページ登録後、編集画面からプレビューしながら翻訳テキストの確認・修正が行えます。専門的な開発スキルは不要で、直感的なUIが特徴です。具体的な編集機能については、次のセクションで詳しく解説します。
言語切り替えバーと初回表示言語を設定する
「サイト設定」から言語切り替えバーの表示有無・位置・デザインを設定できます。また「初回表示言語」の設定では、ユーザーのブラウザ言語設定に合わせた自動表示と、任意の固定言語表示のどちらかを選択可能です。東南アジア市場を主なターゲットとする場合は、英語または現地言語を初回表示に設定することが多いです。
4種類の翻訳方法の特徴と使い分け
Shutto翻訳では、目的やコストに応じて4つの翻訳方法を使い分けることができます。それぞれの特徴を理解した上で、ページや箇所ごとに最適な方法を選ぶことが、多言語サイト全体の品質を高めるポイントです。
自動翻訳
ニューラルネットワークを活用したAIが、Webページのテキストを自動的に翻訳します。登録したページの全テキストが対象となり、元ページが更新・追加された際も自動的に反映されます。人手を介さずに100言語以上へ対応できるため、まず全体をカバーする手段として活用するのが一般的です。
会社概要やサービス概要など、基本情報を多数の言語でまず公開したい場合に特に有効です。一方、キャッチコピーやランディングページのような、表現の細部がビジネス成果に直結するコンテンツには、後述の生成AI翻訳やプロ翻訳との組み合わせが推奨されます。
生成AI翻訳
2024年以降に追加された比較的新しい機能で、単なる文章の置き換えではなく、ページ全体のトーン&マナーや前後の文脈をAIが読み解き、選択したページ全体を再翻訳します。従来の自動翻訳と比べて表現の自然さが格段に向上するため、特に英語圏・中国語圏向けのブランドページや製品紹介ページに効果的です。
生成AI翻訳にはトークン数に応じた利用量が発生します。すべてのページに適用するのではなく、優先度の高いページを選定して適用するのが費用対効果の観点から合理的な使い方です。
セルフ翻訳
管理画面上でオペレーターが自ら翻訳テキストを手動で入力・修正する方法です。自動翻訳の結果に満足できない部分を部分的に修正したり、ニュアンスにこだわりたい表現を書き換えたりする際に活用します。画像置換もセルフ翻訳の機能に含まれており、日本語サイトの画像を多言語向けに差し替えることができます。
社内に英語や中国語を扱える担当者がいる場合、特定のページのみセルフ翻訳で対応するというハイブリッド運用も有効です。
プロ翻訳
管理画面から直接、プロの翻訳者に翻訳を依頼できる機能です。見積もりの取得から発注・納品確認まで、すべてShutto翻訳の管理画面内で完結します。ランディングページや製品紹介ページ、会社の採用ページなど、正確さと読みやすさが特に求められるコンテンツに適しています。
発注フローは「依頼するテキストの選択→翻訳言語・依頼テキストの確認→トーン・ガイドライン・要望の入力→依頼内容の確認と発注→納品テキストの確認・承認」という6ステップで、すべて管理画面から一元管理できます。
管理画面の操作:プレビュー確認・テキスト編集・画像置換
Shutto翻訳の管理画面(編集画面)は、翻訳後の仕上がりを確認しながら直感的に編集できる設計になっています。プログラミングの知識がなくても操作できるため、Web担当者が単独で多言語サイトの品質管理を行えます。
プレビュー確認
翻訳結果は、実際のページに近い形のプレビューとして確認できます。PC表示とスマートフォン表示のそれぞれでプレビューを切り替えられるため、モバイルユーザーが多いアジア圏向けサイトの確認にも対応しています。
公開前に実際のページでプレビューを確認したい場合には、ブラウザ拡張機能を使った「拡張機能プレビュー」も用意されています。本番環境に影響を与えずに、実サイト上での見た目を確認できるため、公開前の最終チェックに活用できます。
テキスト編集と一括置換
編集画面では、言語ごとに個別のテキストを修正できます。また、「一括置換」機能により、特定のテキストを修正すると同一テキストを含む全ページに変更が一括反映されます。例えば、製品名を全ページで統一的に修正したい場合に非常に便利な機能です。
翻訳テキスト・画像の絞り込み機能もあり、特定の条件でコンテンツを絞り込んで編集作業の効率を高めることができます。
画像置換
多言語対応において見落とされやすいのが画像の扱いです。日本語のキャッチコピーが入った画像をそのまま使用すると、英語や中国語の翻訳ページでも日本語テキストが表示されてしまいます。Shutto翻訳の編集画面では、言語ごとに画像を差し替えることが可能です。現地向けにデザインした画像や、テキストを含まないビジュアル素材に置き換えることで、ユーザー体験を大きく向上させることができます。
辞書登録機能:固有名詞の誤訳を防ぐ
Shutto翻訳の「辞書登録機能」は、製品名・ブランド名・地名・専門用語など、翻訳の仕方を指定したい単語を事前に登録しておける機能です。登録した単語は機械翻訳の際に自動的に反映され、意図しない誤訳を防ぐことができます。
辞書登録の具体的な使い方
例えば、「匠の技」というブランド名を「Takumi Technology」と翻訳させたい場合、辞書に「匠の技→Takumi Technology」と登録しておきます。これにより、全ページの翻訳でブランド名が統一的に正しく表示されます。
登録した単語の追加はCSVによる一括登録も可能で、数十〜数百の単語を一度に登録する際に効率的です。標準プランでは1,000単語まで無料で辞書登録ができ、それ以上が必要な場合はオプションで追加できます。
辞書登録とセルフ翻訳(手動編集)はよく混同されますが、用途が異なります。辞書登録は機械翻訳時に自動的に適用されるルールであり、セルフ翻訳は翻訳結果を個別に手動修正する作業です。固有名詞や決まった表現は辞書登録、文脈に応じて変化する表現はセルフ翻訳で対応するという使い分けが効率的です。
導入事例:大栄環境グループ
廃棄物処理・リサイクル事業を展開する大栄環境グループは、Shutto翻訳を活用してWebサイトの多言語対応を実現しました。同社のように専門用語が多い業種の場合、辞書登録で業界特有の語彙を正しく翻訳設定しておくことが、海外顧客への正確な情報伝達に直結します。廃棄物処理に関連する法規制や技術用語は自動翻訳だけでは誤訳が生じやすいため、辞書登録と組み合わせた運用が推奨されます。
STEP3:公開方法と導入タグの設置
翻訳設定が完了したら、実際のWebサイトにShutto翻訳を反映させるための「導入タグ」を設置します。これが公開フローの最終ステップです。
導入タグをWebサイトに設置する
管理画面の「サイト設定」から導入タグ(JavaScriptのスクリプトタグ)をコピーし、Webサイトの全ページに適用されるようにheadタグ内に設置します。Googleタグマネージャー(GTM)経由での設置にも対応しているため、タグ管理ツールを利用している企業は設置作業を効率化できます。headタグ内にtitleタグやcanonicalタグがある場合は、それらのタグより下の位置への設置が必要です。1サイトにつき1導入タグが原則で、複数タグを設置すると不具合が生じる場合があります。
公開後の確認
導入タグの設置後、Webサイトにアクセスして言語切り替えバーが表示されていることを確認します。翻訳先の言語に切り替えて翻訳設定が正しく反映されていれば公開完了です。「自動翻訳公開:無効」に設定している場合は、ダッシュボードから手動で「翻訳を公開」の操作が必要です。複数ページをまとめて選択し一括公開することも可能です。
GoogleアナリティクスGA連携と海外SEO対応設定
Shutto翻訳では、多言語サイトの効果測定に欠かせないGoogleアナリティクス(GA)との連携と、海外検索エンジンへの対応設定が用意されています。
Googleアナリティクス連携
Shutto翻訳をGAと連携させることで、多言語ページごとのセッション数・ページビュー数・コンバージョン率などをGA上で確認できます。英語ページのトラフィックが増加しているのか、中国語ページのCVRが低いのかといった言語別の成果を数値で把握することで、翻訳品質の改善優先度や多言語マーケティング施策の方向性を判断する根拠となります。
設定方法は管理画面の機能一覧から「Googleアナリティクス連携機能」を有効にし、GAのトラッキングIDを入力するだけです。既存のGA設定とシームレスに統合できます。
海外SEO対応(hreflangタグと独自ドメイン設定)
Shutto翻訳には、翻訳されたページが海外の検索エンジンに正しくインデックスされるよう、専用のページとドメインを生成する「海外検索エンジン対応機能」が備わっています。
この設定が重要な理由は、多言語対応したページが検索エンジンに正しく認識されないと、海外ユーザーが検索しても自社ページが表示されないためです。例えば、タイ語で検索するユーザーに対してタイ語ページが適切に表示されるには、hreflangタグの設定と、検索エンジンがクロールできる独立したURLの生成が必要です。
独自ドメインを設定するオプション(例:英語ページをen.example.comという形式で運用する)を利用すると、海外SEO効果をさらに高めることができます。これは標準機能ではなくオプション扱いですが、本格的な海外集客を目指す企業には導入を検討する価値があります。
FAQ:Shutto翻訳の使い方でよくある疑問
Q1. 無料トライアル期間中に本番サイトに翻訳を反映させることはできますか?
はい、可能です。30日間の無料トライアル中も、有料プランと同等の機能が利用できます。翻訳設定と導入タグの設置を完了させれば、実際のWebサイトに翻訳表示を反映させることができます。ただし、トライアル終了後に契約しなかった場合は翻訳表示が停止するため、本格利用を前提にトライアルを進めることをお勧めします。
Q2. 自動翻訳の品質に満足できない箇所だけを修正することはできますか?
はい、可能です。Shutto翻訳では自動翻訳・生成AI翻訳・セルフ翻訳・プロ翻訳を組み合わせて使えるのが強みです。まず自動翻訳で全体をカバーし、品質が重要なページや箇所にだけ生成AI翻訳やプロ翻訳を適用するという段階的なアプローチが、コストと品質のバランスを最適化する上で効果的です。管理画面のプレビューで確認しながら、気になる箇所をセルフ翻訳で個別に修正するだけでも、実用上の品質は大きく改善できます。
Q3. サイトのページ数が非常に多い場合、翻訳ページの登録作業は大変ですか?
ページ数が多い場合でも、自動ページ登録機能やCSVによる一括登録機能を活用することで、登録作業の手間を大幅に削減できます。特に自動ページ登録機能は、新規ページが公開されるたびに自動で登録対象に追加する仕組みになっており、ECサイトのように商品ページが頻繁に追加される環境に適しています。一括登録時は対象URLをCSVファイルにまとめてアップロードするだけで完了します。
まとめ:Shutto翻訳でWebサイトの多言語展開を加速する
本記事では、Shutto翻訳の使い方をアカウント登録から多言語公開まで一通り解説しました。要点を整理すると、次のとおりです。
- アカウント登録(無料トライアル)→翻訳設定(ページ登録・編集)→公開(導入タグ設置)の3ステップで多言語対応が完了する
- 自動翻訳・生成AI翻訳・セルフ翻訳・プロ翻訳の4種類を目的に応じて使い分けることで、コストと品質を最適化できる
- 辞書登録機能で固有名詞の誤訳を防ぎ、画像置換で言語ごとのビジュアル最適化が可能
- GoogleアナリティクスとのGA連携・海外SEO設定により、多言語サイトの効果測定と集客改善が実現できる
Shutto翻訳は、Webサイトの多言語対応を自社内で主体的に運用していきたい企業にとって、実用性とコストのバランスが取れたツールです。ただし、Shutto翻訳はあくまでも既存の日本語サイトを「翻訳して表示する」アプローチであることを理解しておく必要があります。
多言語対応の次のステップとして、現地市場の読者・検索ユーザーのニーズに応じた「ローカライズ」を検討している企業には、Leapのアプローチが参考になるかもしれません。Leapは日本語サイトの翻訳ではなく、各言語・各市場に特化したページをゼロから作成する多言語Webマーケティング支援を提供しています。翻訳ツールと現地特化型コンテンツの組み合わせによって、海外での認知拡大からリード獲得まで一貫した成果を目指せます。
海外展開のWebマーケティングに関するご相談は、Leapの海外ビジネスブログもぜひご覧ください。
参考記事
- shutto翻訳とは?価格・機能・使い方を解説|ITトレンド
- ご利用マニュアル|shutto翻訳|さぶみっと!
- 翻訳設定方法|ご利用マニュアル|shutto翻訳|さぶみっと!
- 公開方法|ご利用マニュアル|shutto翻訳|さぶみっと!
- 簡単・低コストにサイトを多言語化できるサービス『shutto翻訳』の使い方を紹介します
- shutto翻訳の特徴・導入事例など製品情報を紹介!【ITreview】
- 簡単!Webサイト翻訳ツール「shutto翻訳」|CMSテクノドア
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