【1分で解説!】タイでのインフルエンサーマーケティングと展示会戦略
タイは日本企業の進出先として注目度が高く、親日国として知られる市場です。インターネット普及率は約8割で、SNS利用率は極めて高い水準にあります。若年層を中心にFacebook、Instagram、YouTube、TikTokなどが日常的に使われており、消費者への情報発信に適した環境が整っています。
一方で、バンコクを中心に国際展示会も活発に開催されており、「METALEX(工作機械)」「Vitafoods Asia(健康食品・サプリメント)」などはアジア全域からバイヤーが集まります。展示会は製品を直接体験してもらえる貴重な機会であり、代理店候補や現地パートナーと出会う場として非常に有効です。
タイ市場で成果を上げるには、SNSを活用したインフルエンサーマーケティングによる認知拡大と、展示会での対面コミュニケーションを組み合わせた戦略が重要です。本記事では、実在する日本企業の事例を交えながら、両施策の具体的な活用方法を解説します。
タイ市場の特徴とデジタル環境
タイの人口は約6,700万人で、平均年齢は38歳と比較的若く、消費意欲の高い層が厚い市場です。日本製品への信頼感が強く、「品質が高い」「安心できる」といったイメージが浸透しています。
デジタル面では、インターネット普及率は約75%、SNSユーザーは5,000万人を超えています。FacebookとYouTubeは国民的メディアとも言える存在で、InstagramやTikTokも急速に利用者を伸ばしています。特にTikTokは、商品発見から購買までを一気に後押しするチャネルとして存在感を高めています。
タイの消費者は、広告よりも「第三者の体験談」や「実際に使っている様子」を重視する傾向があります。このため、インフルエンサーによるレビューや使用動画は高い説得力を持ち、マーケティング施策の中核になっています。
インフルエンサーマーケティングで消費者に訴求
タイ市場でのマーケティングにおいて、インフルエンサーの活用は欠かせません。特にSNS上で影響力を持つKOL(Key Opinion Leader)を起用することで、短期間で認知を広げることが可能です。
実例として、日本のコスメブランド「CANMAKE(井田ラボラトリーズ)」は、タイ人インフルエンサーと連携し、メイク動画や商品レビューをFacebookやInstagramで展開しました。タイ語による自然な紹介と、現地トレンドを取り入れた表現により、高いエンゲージメントを獲得し、若年層を中心にブランド認知を拡大しています。
また、大阪の歯磨き粉メーカー「スモカ歯磨株式会社」は、タイ向けプロモーションとしてTikTokインフルエンサーを起用しました。短尺動画で使用感や特徴を分かりやすく伝えることで、これまで接点のなかった若年層へのリーチに成功しています。
インフルエンサー選定では、フォロワー数だけでなく、投稿への反応率やフォロワー属性、自社商材との親和性を重視する必要があります。タイ語表現の精度や文化的なニュアンスへの配慮も成果を左右する重要な要素です。
展示会出展による販路開拓戦略
タイでは業界別の大規模展示会が数多く開催されており、BtoB・BtoC双方にとって有効な販路開拓の場となっています。製造業向けの「METALEX」、健康・食品分野の「Vitafoods Asia」などは、日本企業の出展実績も豊富です。
東京都の支援事例として、東横サポート有限会社は冷却装置「クールミストLine」をMETALEX Bangkokで発表しました。展示会期間中に多くの来場者がブースを訪れ、製品デモを通じて高い関心を集めたことで、現地企業との商談機会を獲得しています。同社は「実際に体験してもらうことで製品価値が伝わった」と展示会活用の有効性を評価しています。
また、ニッスイ(マルハニチログループ)のファインケミカル事業では、Vitafoods Asiaに出展し、多言語パネルや分かりやすい製品説明を用意することで、来場者から高い評価を得ました。専門性の高い商材であっても、視覚的な情報整理と現地向け表現が理解促進につながります。
展示会では、出展そのものだけでなく、その後のフォローアップが成果を左右します。名刺交換後の迅速な連絡、オンライン商談への誘導、代理店候補との継続的な関係構築が重要です。
インフルエンサーと展示会の相乗効果
インフルエンサーマーケティングと展示会は、組み合わせることでより大きな効果を発揮します。展示会出展前にインフルエンサーを通じて出展情報を発信すれば、ブース来訪の動機づけにつながります。展示会後には、会場での体験や製品レビューをSNSで拡散することで、展示会に来られなかった層にも訴求できます。
特にタイ市場では「実体験」が重視されるため、展示会でのリアルな接触と、SNS上での第三者視点の発信を組み合わせることで、信頼性と拡散力の両立が可能になります。オフラインとオンラインを連動させたプロモーションは、今後さらに重要性を増していくでしょう。
FAQ(よくある質問)
Q. タイで出展すべき代表的な展示会は何ですか? A. 製造業では「METALEX Bangkok」、食品・健康分野では「Vitafoods Asia」「Food & Hotel Thailand」などがあります。業界や目的に応じて選定することが重要です。
Q. タイのインフルエンサーはどのように選べばよいですか? A. フォロワー数だけでなく、投稿への反応率やフォロワー層、自社商材との相性を確認することが重要です。近年はTikTokでの影響力も無視できません。
Q. 展示会出展で注意すべき点はありますか? A. 言語対応、商材に関する規制確認、出展後のフォロー体制が重要です。特にタイ語での資料準備と迅速な商談対応が成果に直結します。
まとめ
タイ市場では、インフルエンサーマーケティングと展示会出展を組み合わせたプロモーションが、非常に有効な手法として確立されつつあります。実際に多くの日本企業が、現地に寄り添った情報発信と対面での信頼構築を通じて、着実に成果を上げています。
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